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学習プログラム 取材記録 取材日:2013/09/12
プログラム名 433.こども環境学習会
プログラム登録者 公益社団法人 湖南工業団地協会
目的 身近な生活にかかわる水環境について学び、水に関する環境保全のために私たちができることを考えます。
湖南工業団地協会さんが実施されました「こども環境学習会」に取材に行ってきました。

場所は、湖南市の夏見会館。
小学1年生から6年生までの24名が身近な環境を学ぼうと集まりました。
近くの小学校の先生や夏見会館の指導者の方もおられます。
地域の川調べ活動もしておられる夏見会館。
今回のテーマは「水のことを、考えよう」です。

■まずは、スライドを使ってのお話から始まり、講師の方と身近な水について考えます。



「お風呂の水、トイレの水、洗濯の水、炊事の水・・・体や食器、服がきれいになるけれど、使った水はどうなるでしょうか?」
「汚れてしまう!」

■汚れた水を計る透明度について知ろうということで、透明度を測る実験をします。
長い透明度計をのぞくと、底に十字盤が見えます。見えなくなった所が、その水の透明度です。
子ども達も「見えた!」「見えないよ!」と実験を楽しみます。



■次に、汚れた水をきれいにする方法を知ろうということで、ろ過実験を見てみます。
コーヒーフィルターのような紙を通すと、濁った水がきれいになります。



スライドで、浄水場から各家庭、下水処理場、川や琵琶湖への水の流れや各役割を学びます。
ろ過も浄水場や下水処理場で行われています。

地域の川の流れを地図で確かめている子ども達。
地図上で由良谷川-野洲川-琵琶湖へとたどっていきます。



■次は五感を使った観察です。



夏見会館のある由良谷川の水、その行き先の野洲川の水、野洲川の行き先の琵琶湖の水、みんなが利用している水道水の4つの水を水槽にいれて観察します。
色や臭いを比べてみます。



いつもは何気なく眺めて、きれいだなぁとか汚いのかなぁ、透明だなぁと思っている水も、比較してみると様子がまったく違うことが分かります。

子ども達も、「くさい!」とか「結構きれいやなぁ」とか口々に話しながら観察しています。

■最後の実験は、COD測定です。見た目や臭いだけでは分からない水の汚れ具合を試薬を使って測定します。
5年6年生の子ども達が、念のためにメガネと手袋をして、先ほど五感で調べた水を測定していきます。
測り始めた子ども達も初めての経験でドキドキ、しかし正確に測定しようと頑張っています。



測定した結果、由良谷川のCODは2-3mg/L、野洲川は3-4mg/L、琵琶湖は8mg/Lです。今回はさらにスポーツドリンク(原液を200倍に薄めて)を調べたところ200mg/Lでした。(ということは、原液だと40,000mg/Lになります)



この結果から、川や琵琶湖の水はきれいであること、スポーツドリンクは1万倍も濃度が高いということが分かりました。

■最後に、水を汚さないために私たちができることとして、飲み物や食べ物を残して台所を汚したり排水に流したりしないこと、洗剤を使いすぎないこと、米のとぎ汁は植木などに肥料にすること、などが示されました。

■湖南工業団地協会さんは通常の業務で水質検査などを行い、地域の工業団地の水質浄化に努めておられる経験から、子ども達にもできる限り分かりやすく、実験や体験で理解できるように工夫しておられます。
特に小学校高学年からの子ども達には、小学校での社会科や総合学習との関連もあり、良く理解できる内容であったかと思います。

取材:環境学習推進員 池田勝