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学習プログラム 取材記録 取材日:2008/11/10
プログラム名 342.たのしい! おいしい! 食エコ体験
プログラム登録者 A0804.パナソニック株式会社 アプライアンス社
目的 地元の「近江米」や琵琶湖の湖魚を使ったおにぎり作り、食のエコを考えるゲームを通じて、地産地消の大切さを実感するプログラムです。
 パナソニック株式会社 ホームアプライアンス社の環境学習プログラムのひとつ「たのしい!おいしい!食エコ体験」を取材しました。
 会場の草津第二市民センターの食育講座に、草津第二小学校の家庭学級を受講するお母さん20名余りが集まりました。小学5年生から中学3年生向けに開発されたプログラムですが、この日は主婦が対象です。
 パナソニック株式会社 ホームアプライアンス社では、このプログラムのほかに、工場見学を盛り込んだ環境学習プログラムとして、「エコファクトリーツアー」http://www.ecoloshiga.jp/C_program/program.php?id=384 を実施されています。

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■□■ まずは、おいしいご飯の炊き方から
 ときどき質問を投げかけながら、お米の選び方、計り方、研ぎ方がパワーポイントで示されました。毎日行っている炊飯までの作業も方法を誤っていたことに気づいたり、よりおいしいご飯を炊くこつなど新たな気づきがあったようです。
 最近の炊飯器は、吸水時間、蒸らす時間も炊飯器に自動設定されているので、セット後すぐに炊飯スイッチを入れ、炊きあがり直後が一番おいしいことが説明されました。

      おいしいご飯を炊くには

■□■ 調理室に移動して炊飯開始です
 会議室で学んだ方法で、洗米し、炊飯器にセットします。
 温度センサーが正しく機能するように、釜の周囲の水滴はしっかり拭き取ります。また、お米の研ぎ汁は流さずに洗い桶に受けて置いておきます。

      研ぎ汁は洗い桶に受けます

■□■ ご飯が炊き上がるまで、ゲームで「エコ」を学びます
 会議室に移動し、オリジナルのすごろく「食エコゲーム」で食の4つのエコ(買う・作る・食べる・片付ける)を学びます。
      食エコゲームを説明   
     
 買い物に行く交通手段、炊飯器や冷蔵庫の使い方、ペットボトルの利用やごみの捨て方などのコマがあり、ecoマネーをもらったり、支払ったりしながら、環境への負荷の少ない生活を学ぶゲームに興じていました。ゲームを通して、日頃の生活の反省が各自できたようです。
      ゲームでエコを考えます

 ゲームの中で、3種類の夕食メニューから各自のメニューが決まりました。

■□■ それぞれの夕食メニューの食料自給率は?
 ここで、材料別に自給率が表されている「夕食メニュー材料表」が配布されました。
 3つのメニューに共通している材料「にんじん」の「自給率はどれだけ?」と質問が出され、80%と回答した正解者は約半分でした。(パーセントは、小学生にも理解できるように10個のマルで表されています。)
      にんじんの自給率は?

■□■ こんどはグループ単位で考えます
 5つの国を、食料の自給率の高い順に並べます。
自給率が低くて困ることは?との質問には、「国際的な関係が悪くなった時、食べるものがなくなる」、「食の安全上の問題がある」などの答えが出ていました。輸送エネルギーによる地球温暖化の問題や日本の農業の衰退につながる、といった点には気づきにくいものです。
      5つの国の食料自給率は?

 このほか、地球温暖化の主要因であるCO2の排出に関して、外国からの輸送エネルギーの説明や、野菜や魚の旬の食材に関する問題が出されました。
どれも子どもを対象にしたときにもわかりやすく、楽しく、学べる工夫がされていました。
      野菜の旬を考えよう 

      地球温暖化って何だろう

 参加者は、地元で作ったもの、旬のものを食べることが地球温暖化防止につながるということを学び、地産地消、旬産旬消を意識した買い物を心がけたいと話していました。

■□■ さあ、おにぎり作りのはじまりです
 ゲームやクイズをしている間にご飯が炊きあがりました。釜のご飯を飯切り(浅めのおひつのような容器)に移し、おにぎりを作ります。
    
      おにぎりを作ります

 食品ラップにご飯を置いておにぎりを作るグループと素手で握るグループがありました。素手で握っているグループは飯切りの米粒をひとつも残さずきれいに使い切っていました。このグループの飯切りに米粒がこびりついていないのは、水で十分に飯切りの内側を濡らしたうえで使用したからです。これは、普段からエコに関心をもっていて、無駄なものは使わない、ごみは出さない、食べ物は大切に使い切るという生活を実践している方がいるグループのやり方でした。
 最近は、おにぎり作りにラップを使うことが常態化しているようです。子どもたちを対象にした実習では衛生上の心配もあって、ラップを使っても良いことにしているようですが、できればここでもエコを心がけたいものです。

■□■ 作ったおにぎりの試食です
 お米は草津産の日本晴、佃煮は琵琶湖のゴリと小鮎、漬け物は日野菜漬けを入れたおにぎりの試食です。琵琶湖の魚も滋賀県特産の漬け物も普段あまり家庭の食卓には上がっていないようです。
 今日の感想を話し合いながら、なごやかに、おいしく食事が進みました。

      振り返りながらおいしくいただきます

「遠距離から運ばれてくるものや季節を外してハウスで栽培される野菜にはエネルギーがかかっていることに気づいた」、「一年中何でも手に入るので旬に無頓着だった」、「クイズやゲームで地球温暖化問題を学び、日常生活の中や買い物で気をつけなければいけない点を認識した」などの感想がでていました。楽しく、おいしく学べたことに参加者は大いに満足した様子でした。

■□■ 後片づけ
 最初にとっておいた米の研ぎ汁の利用や水の使い方に気を配りながら後片づけをして、この日のプログラムは終了しました。

■□■取材者からひとこと■□■
 夏休みに小学生を対象に実施された草津の公民館で、今度はPTA事業のひとつとして小学生のお母さん方が受講されました。
 価格だけにとらわれるのではなく、産地や季節も考えた食材選びをすることがかけがえのない家族の健康、地球の元気にもつながることが理解できたようです。毎日家族の食事を作る主婦が食に関するエコを学んだことで食べものとエネルギーの関係を視野に入れた食材選びが広がっていくことを期待したいものです。  (環境学習推進員 山本悦子)