滋賀県の環境学習情報 エコロしーが トップに戻る

ホームページの使い方サイトマップ滋賀県環境学習センター滋賀県 これからの催し環境へのとりくみ環境データ環境学習をめぐる動きその他
google
滋賀県の環境学習情報 エコロしーが トップに戻る はじめての方へ 学習プログラム 教えてくれる人たち 学べる場所 環境学習講座

図書・ビデオ類の貸し出し

トップページ取材記録パックナンバー>学習プログラム 取材記録
取材記録 バックナンバー
学習プログラム 取材記録 取材日:2005/10/01
プログラム名 145.里山自然体験型学習〜火を使ってみよう!〜
プログラム登録者 A0503.NPO法人 遊林会
目的 季節に応じた里山の自然に触れ、めいっぱい楽しむこと
里山の枝や柴を拾って、自分たちで焚き火を起こし、火を使って「食べる」を楽しむ
河辺いきものの森で行われた「第2回 子どもたちの里山自然体験講座」に行ってきました。ちょうどドングリの季節で大きな木からはドングリが降るようにポトポトと落ちてきていました。
この講座は、東近江行政組合が青少年向けの事業として年3回行うもので、今回は第2回目でした。プログラムの運営は里山保全活動団体の「遊林会」の皆さんがしてくださいました。

◇◆プログラムの概要◆◇
1.森に入る前の注意事項の説明         15分
2.里山クイズラリー                 1時間
3.竹でGO!                     1時間
4.火おこし競争(竹串作り、マシュマロ焼き) 1.5時間
5.焼き芋                        10分

◇◆プログラムの内容◆◇
1.森に入る前の注意事項
森の中には、様々な生き物がいますが、河辺いきものの森では危険な生き物も生態系の一員と考えられています。そのため、まずはじめに危険な生き物への対処方法を次のように指導しています。


・ハチに対しては逃げ回ったり、追っ払ったりしないで飛んでいくまでじっと動かずにがまんしよう。
・たくさん生えているキノコの中にはて毒キノコもあるので触らないようにしよう。
また、今の時期はドングリがたくさん落ちていますが、「森の生きものたちや、後からドングリ拾いに来る人たちのためにもすべて拾わずに残しておこう」と約束します。

2.里山クイズラリー
森の中には、10カ所のクイズボードがあってそれに答えていきます。
○木の周りの長さは?
吊された4種類のヒモの中で木の周囲の長さと同じ物を選びます


○この木になるドングリはどれ?
木とドングリの組み合わせをいくつかのドングリの絵の中から選ぶ


○このしっぽはどの生き物のしっぽ?
クイズボードにはしっぽだけ描いてあって、どの生き物動物のしっぽかを選ぶ
その他、季節の森に合わせた動物・植物に関するクイズがありました。ただ森の中に入るだけではなく、クイズを通して体を使って測ってみたり、じっくり観察したりと、森の中の動植物をより身近に感じることができる内容でした。森の中を歩いているときにハチが飛んで来ましたが子どもは怖がりながらも教えられたとおりにじっとして事なきを得ました。


3.竹でGO!
あらかじめ4〜5人で1組のチームを作ります。3mくらいの長さの竹を持って、木の回りを廻って戻ってきます。スピードを競うのではなく、決められた時間(30秒)に近いタイムほど高得点なのですが、30秒ぴったりのチームもありました。低学年と高学年の子どもたちが混じったチーム編成なので小さい子とのチームワークや時間を計る工夫をしていました。この成績で午後のマシュマロの種類を選べる特権が与えられます。


4.火おこし競争(竹串作り、マシュマロ焼き)
4.1 竹串作り
「竹でGO!」で使った竹を子供達が1mずつに切ります。それを「遊林会」のメンバーが竹串の大きさに割ってくれました。それを子どもがナイフを使って先を削りマシュマロを刺す串にします。恐る恐るナイフを使う子どもや、手慣れた手つきで先を削る子どもがいました。形も鋭くとがったのや鈍角のものなど様々な形の竹串ができあがりました。


4.2火おこしとマシュマロ焼き
マシュマロを焼くために火をおこします。紙などは使わずに森の中の枯葉や枯れ木を使い、最後は薪に火をつけて「火の神様」に「薪に火がついた」認定をしてもらいます。認定されるとやっとマシュマロを焼いて食べることができます。また「竹でGO!」の成績がよかった順にマシュマロの種類を選ぶことができます。
  


マッチで火をつけたり、マッチの火から枯葉に火を移すのも初めて体験する子どもたちが多かったのですが、慣れない手つきながら何とか火をつけ、少しずつ火の大きさを大きくして最後は薪に火をつけることができました。途中で火が消えたり、枯れ枝が足りなくなったときには、火の番係を一人残して他のメンバーで手分けして枝探しに森に戻ったり、苦労して「火の神様」の認定を受けていきました。
そして、「自分でやった」という満足感とともにマシュマロをとろけるように焼いて食べました。



5.焼き芋
焼き芋は、水で濡らした新聞紙で芋を包みその周りをホイルで包んで焼きます。朝から竹や薪を燃やしてできた火おきで焼いていますので大変おいしい焼き芋ができあがりました。


【感想】
この里山自然体験講座は、人間にとって危険な生き物をむやみに排除するのでなく、同じ生き物として一緒に暮らしていこうとする気持ちを育んだり、自然の恵みをいただいて道具や燃料として使う里山の暮らしの知恵を学ぶよい機会であると思います。そのために必要な危険な作業も、経験豊富な指導者のサポートのもとに体験できます。
また、ほとんど子どもの自主性に任せていて、異年齢の子ども達の混合グループに分けることで、役割分担や協力しあう力を育む機会でもありました。(環境学習推進員 平島)