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学習プログラム 取材記録 取材日:2009/05/23
施設名 伊吹の古民家 大門坂荘
URL http://www.zb.ztv.ne.jp/ibuki-genryu/
所在地 米原市大久保 (大門坂荘のホームページはありません。管理運営する「伊吹の源流を考える会」が窓口です。)
TEL 080-2403-5807
FAX
e-mail
事業概要 大門坂荘を管理運営している団体「伊吹の源流を考える会」
問い合わせは、「伊吹の源流を考える会」代表者 谷口隆一さんへメール ibuki-genryu@zb.ztv.ne.jpまたは携帯電話(080-2403-5807)にお願いします。
 大門坂荘は、米原市大久保集落にある築100年を超える木造平屋建ての民家を改修した体験施設。JR近江長岡駅から姉川上流を目指して北へ約8km、車では米原ICまたは長浜ICから姉川上流を目指して北へおよそ12kmの位置にあります。
 この大門坂荘を運営する「伊吹の源流を考える会」の代表の谷口隆一さんにお話を伺いました。

      「伊吹の源流を考える会」代表の谷口隆一さん     

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◆まずは、古民家「大門坂荘」の様子の紹介から
     
 
 駐車場に車を停め、少し急な坂を上がると大門坂荘の表札が目にとまります。玄関に入ると、4、50年前にタイムスリップしたような土間が。
土間を上がると囲炉裏を設けた居間、その奥には畳式の座敷と寝間があります。
キッチンには、現代の使い勝手の良い流し台と調理台が設置されています。
      玄関、土間
      囲炉裏
      囲炉裏の居間の奥が座敷

 居間や座敷から外を臨むと、目の前には山の緑が美しく映えています。

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◆この古民家についてうかがいます。

(谷口さん)平成12年頃から空き家になっていたところを、淡海文化振興財団の助成を受け、平成20年3月に田舎暮らし体験施設として、宿泊体験、調理体験などにも活用できるように改修しました。「伊吹の源流を考える会」のメンバー25名が資金を持ち寄り運営にあたっています。

◆「伊吹の源流を考える会」は、どのような人たちが、どんな目的で活動されているのですか。

(谷口さん)写真家、建築家、医師、料理人、会社役員、行政職員などで構成し、平成12年9月に設立しました。メンバーは、びわ湖を守るため、源流を愛し、伊吹の自然をこよなく愛する人たちです。
 会のコンセプトとしては、びわ湖を守り、山を守り、山紫水明の国を守るために、“源流を愛する人”を増やすこと。源流に住む動植物などの“原住民”、地元の人々である“現住民”、源流を愛し、支援してくれる市民ネットワークの“源住民”、この3つの源流民を増やし、豊かな山紫水明の淡海づくりに貢献したいということです。
このために、多くの人が伊吹を訪れ、この地域の良さを感じてもらえるよう田舎暮らし体験ができる施設として改修したのです。
 
 エコミュージアム構想として、姉川上流に屋根のない「伊吹源流自然史博物館」を作りたいと考えています。豊かな森が館で、きれいな源流の水やイヌワシや動植物すべて自然が作り出した作品が展示物です。
「伊吹の源流を考える会」のホームページはこちら 
→ http://www.zb.ztv.ne.jp/ibuki-genryu/

◆これまでのおもな活動は?

(谷口さん)毎年、下流域の長浜アメニティ会議と連携した源流ツアーなどのエコツアーや、カジカの声を聞く会、山野草を見る会、星空観察会などを実施しています。メンバーには植物やホタル、鳥などの専門家もいます。
 地元集落の大久保地区、米原市や長浜市の行政、農協観光等旅行代理店、特産品加工の女性グループや農業グループなどが連携して施設利用者に体験プログラムを提供する体制を整備しています。

     

◆ここを利用して体験できることは?

(谷口さん)農林業体験、地元食材で田舎料理体験、囲炉裏体験、古民家宿泊体験などの田舎暮らし体験ができます。地元の女性グループなどと協働で、地域特産の食材を使った食事の提供もしています。
源流の秘境ツアー、イヌワシ、クマ、カモシカなど源流の動物達に出会えるツアーもできます。
会員が常駐しているわけではありませんので、事前の予約が必要です。

具体的な体験メニューは、次のとおりです。
 1.農林業体験:田植え、稲刈り、商品作物の作付け、収穫、酪農体験、間伐体験など。
 2.食品加工体験:そばつくり・漬け物・豆腐・こんにゃくづくり、
 3.アウトドア体験:カヌー、渓流つり、イワナ採り、昆虫採取など
 4.味覚体験:山菜、野菜、餅、自然薯料理
 5.エコツアー:イヌワシツアー、山野草ツアー、源流ツアー
     

        アザミや山蕗の煮物

◆体験プログラムの料金についてうかがいます

(谷口さん)農業体験は内容にもよりますが、基本的に一人2,500円程度で収穫物付きです。植え付け等については一人1,000円程度です。
おもな体験プログラム別、一人あたりの料金はつぎのとおりです。
 1.農業体験(人数5人以上20人まで)
  ・野菜とり体験 1,500円〜2,000円(一般野菜)、3,500円(自然薯)
  ・野菜つくり体験 1,000円程度
  ・柿作業体験(6月下旬から7月下旬 摘果作業体験、12月下旬から3月中旬 樹の剪定作業体験) 1,000円程度
  ・柿収穫体験 2,000円
 その他、旬に応じて対応します。お申し込み時に電話で調整します。
 2.食品加工体験(人数8人以上15人まで)
  ・そばつくり体験 2,000円
  ・こんにゃくづくり体験 2,000円
   いずれも別の食事体験も入れると追加となります。
 3.アウトドア(人数10人以上20人まで)
  ・星空天体体験 1,500円
  ・五色の滝エコツアー 2,500円
  ・源流動物ウォッチング 3,000円
  いずれも、時期等の関係で電話で調整します。

 宿泊体験料は大人3,000円、中学生以下1,500円です。食事は自炊も、持ち込みも可能。10名まで宿泊できます。

◆ 農村地域への関心が高まってきていますね。
(谷口さん)古民家活用のねらいのひとつは、若い世代の人たちに農村体験を通して田舎暮らしのおもしろさを実感してもらい、都市からの定住にもつなげて、80軒ある空き家を使ってもらいたいということです。都市と農村との交流により、地域振興を図りたいと考えています。
 まずは気軽に田舎暮らし体験に来てください。
      田舎体験の魅力を語る谷口さん

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◆自然・歴史・文化に恵まれた、近くを散策しました

 すぐ近くの県指定文化財の仏像が安置されている「長尾護国寺(惣持寺)」を案内していただきました。このあたりにあった四十九坊の寺院が焼失し、再建された寺院です。続いて山中にある長尾寺跡まで約20分で廻れる遊歩道を歩きました。
豊かな緑の中、森林浴にも適したところでした。
 → 
http://www.za.ztv.ne.jp/nagaoji/engi/index.html
      長尾護国寺本堂跡

◆お楽しみの「味覚体験」では、地元食材料理が盛りだくさん!
      囲炉裏でイワナの塩焼き

 囲炉裏でイワナの塩焼き、地元の大豆で作った豆腐や煮物、初めて食べた谷みずなやアザミの煮物、懐かしい味のたくわんのぜいたく煮、山蕗や人参葉の煮物、伊吹ファームで育てられた甘みいっぱいのトマト、丸ごとの温タマネギのポン酢かけ、そしてグリンピースの豆ご飯など、伊吹の旬の食材をふんだんに使ったメニューを味わいました。
 お品書きのペーパーには、ユキノシタの花が添えられ、生産者の名前も記入されていました。

    ユキノシタを添えたお品書き

        伊吹の大豆で作った豆腐

 囲炉裏の炭火で焼かれたイワナのおいしかったこと! 串差しされた魚をまるごとほおばった味は最高でした。

以上は、滋賀環境カウンセラー協会主催の2009年度研修会「伊吹奥山“大久保”の遺跡と里山散策」で谷口さんからお話いただいた内容と体験をもとに取材記録として作成しました。 (環境学習推進員 山本悦子)