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学習プログラム 取材記録 取材日:2018/11/03
団体名・名前 A1704. こなんの森・薪割りくらぶ
 こなんの森・薪割りくらぶ代表の田代氏の紹介により、年1回のイベント、今年で10回目になる「里山の秋を楽しもう!」を取材をしました。30〜40家族が参加し、100名余りの親子・祖父母で会場は大変にぎわいました。
 イベントは午前と午後に分けられ、午前の部は「山を知る 山を楽しむ」名づけられ、参加者が次の4つのプログラムを順番に見学・体験をするものでした。
1.大樹伐採見学(こなんの森・薪割りくらぶ)
2.枝払い体験(こなんの森・薪割りくらぶ)
3.今郷城跡を学ぶ(今郷好日会)
4.植樹活動(こなん錘・薪割りくらぶ)

 山に入る前、まず最初に安全に関する注意を全員で聞きました。それから一人ずつヘルメットを受け取りかぶった後、しっかりとあご紐を締めて見学場所まで山道を少し登りました。
 伐採は間伐用に選んだ木を、こなんの森・薪割りくらぶのメンバー複数ががチームワークで、片やワイヤーで引っ張り、片やチェーンソーで切り込みを入れ、安全な方向に倒すという作業を見学するものでした。
 枝払い体験は、伐採した木の枝を払う作業で、参加者親子が枝きり鋸を使用して行います。親が枝を支え子どもがそれ切り、切り取った枝は希望者に持ち帰り用として配られました。
 今郷城跡を学ぶプログラムは、この地区で存在しないとされていた中世城郭の遺跡を発見し、滋賀県立大の中井教授に確認してもらった経緯を聞くものでした。今郷好日会事務局長のお話では、中世城郭は近世城郭とは異なり天守を備えたものではなく、土塁と空堀で周囲を囲んだ土の城であったそうです。発見当初の状況から、こなんの森・薪割りくらぶの協力で遺跡を覆っていた樹木の伐採などが行われ、現況に至ったとのことです。この場所は今在家城址として甲賀市に報告され、今郷好日会により今も整備・保存活動が続けられています。
 植樹活動は畑に去年まいて育てたドングリの苗を、今在家城址の近くの山の斜面に親子で植える作業でした。合計200本近い苗が準備され、一家族あたり4〜6本配られました。鍬で穴を掘るのは親が行い、その穴に子どもが苗を植えるという作業分担です。園芸のような丁寧な植え方ではなく、苗が倒れないように根の植込み部に、土をかぶせてしっかり足で踏み固めなさいといった指示がなされていました。苗は植えられた後、こまめに手をかけてもらえるわけでもなく、倒れないようにしっかり植えることが大切と納得しました。

 午後の部は、昼食の後、主催者により木に関係する様々な体験プログラムが提供されました。主なものは、
1.薪割り体験:大人から子どもまで(小学校低学年〜)
 希望者それぞれの体格に合わせて、よく乾燥した様々なサイズの丸太と斧で、丸太を割ってストーブ用薪を作る作業です。うまく斧を振り下ろせれば、気持ちよく丸太が割れます。この快感がたまらず好きになり、何度も繰り返す子どもがリピーターとなっていました。大人の場合は男女の区別なく太い丸太があてがわれ、中々一振りでは割れませんでした。薪割りは非日常の体験ですから、本日の一番人気でした。
2.丸太からの平板切り出し体験:中学生以上〜大人
 丸太を斜めに支え、刃の大きな鋸で平板を切り出す作業です。鋸がとにかく大きいので、挽く作業が大変でした。たいていの人は1回も挽けずに、ギブアップしていました。
3.薪作り教室:大人向け
 こなんの森・薪割りくらぶの活動目的である薪ストーブ用の薪に関し、薪の選び方・乾燥の仕方から薪の燃焼理論までを学ぶ講座です。既に薪ストーブを使用している人たち、これから家を新築して薪ストーブを作り付けたい人たちが参加し、講師との間で活発なQ&Aを行っていました。この教室の講師はクラブ代表の田代氏でした。
4.木のキューブパズル作り(子ども〜大人)
 3x3x3=27個の間伐材利用の正六面体を数個ずつ色々な組み合わせでボンド付けし、一個のキューブとして組み合わせるクラフト体験です。パーツの組み合わせでで、色々なパターンの立体を作ることができるところが面白かったです。。

 その他、会場がこなんの森・薪割りくらぶの薪保存用ビニールハウス前の広場なので、薪ストーブに関心のある家族が、クラブ員の案内でハウス内の薪を見て・触って・持ってみる体験をしていました。
 会場では「バイオマスエネルギー」という環境のキーワードは聞かれませんでしたが、日常生活に密着する薪ストーブの普及は、バイオマスエネルギー利用が進みつつある状況を感じることができました。

                            境学習推進員 山本藤樹