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学習プログラム 取材記録 取材日:2018/07/16
団体名・名前 A1801.滋賀県 琵琶湖環境部 琵琶湖保全再生課
2018年この夏!びわ活!琵琶湖探索ツアー 〜琵琶湖をめぐり、楽しみ、学ぶ〜
日時: 2018年7月16日(月・祝)9:00-17:00
場所: 琵琶湖・沖島・西の湖
目的:「琵琶湖」「沖島」「西の湖」での体験から滋賀県にしかないいろいろな価値や魅力を感じる。

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「この夏!びわ活!」を合言葉に、7月1日「びわ湖の日」から8月11日「山の日」までを重点期間とし、琵琶湖を守る、琵琶湖と暮らす、琵琶湖と親しむといった琵琶湖と関わるさまざまな取組や活動のさらなる充実が図られています。今回のツアーは、その一環として、県の琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課によって企画されたものです。

水や魚に五感でふれる経験があっただけではなく、琵琶湖周辺で育まれてきた人々の生活文化にも目が向けることができた、そんなさまざまな角度からの「探索」がたくさんあったこのツアー。表面を眺めるだけでなく、湖の、そして人々の生活の、水際からその中に入っていくという体験は、知っていたはずの琵琶湖がまったく違って見えてくるような、そんな新しい発見をもたらしてくれました。

途中、このツアーのナビゲーター、びわ活応援副隊長でもあるエフエム滋賀e-radioパーソナリティの小野千穂さんから「行く先でそこで住んでおられる方々がどんな思いでどんな暮らしをしているのか、そんなことにも興味を持ってもらえるとうれしいです。」との声かけがありましたが、まさにその言葉どおりの学びがあった一日でした。

参加者は、県内外の学生とその保護者ということでしたが、船やお魚が大好きな小学生のみなさんが多かったように思います。みなさん元気いっぱいで、暑さに負けず楽しんでいろいろなプログラムに取り組んでくれました。

◇環境学習船「megumi」に乗って沖島へ◇
琵琶湖汽船の保井さんの説明を受けながら南湖と北湖の透明度調査が行われました。ロープにつないだ白い円盤を降ろして水深何m下まで見えるかを測る調査です。南湖では3m台でしたが、北湖では5m台まで見えました!megumiでの移動中は、2階のデッキに登って、間近でエリを見たり、普段は下から見ることのない琵琶湖大橋をくぐったりするのも楽しいひとコマでした。風を感じ、そして琵琶湖の大きさを感じるのも、船でのツアーならではの感動体験!
また、沖島に到着するまでに、県水産課の関さんより漁業についてのお話とクイズもありました。魚の種類、在来種のアユ・ニゴロブナ・ビワマス(アメノイオ)について、漁師の数が現在687名となってしまったこと、水草問題などについてわかりやすく説明していただきました。最後に関さんから、「漁師さんたちは琵琶湖を守る活動をしているので、琵琶湖を守るためにも琵琶湖の魚を食べてください」とのメッセージがありました。

◇沖島での地引網体験と沖島の幸をふんだんに使ったお弁当◇
沖島に到着!港から浜への移動は畑の間の細い生活道路。沖島ならではの景色にわくわくしながら浜につきました。先日の豪雨により水位があがり、浜の面積が少なくなっているとのことでしたが、沖島漁業協同組合の方々の準備とご指導のもと、無事に地引網体験ができました。大人も子どもも力を合わせて必死になって引き、やっとのことで網が浜に上がりました。

そしていよいよ網にかかった魚の観察です。これはこのツアーで子どもたちが一番生き生きしていた瞬間。網には30cm超のオオクチバスのほか、10cm未満の小さなブルーギルがたくさんかかっていました。関さんによると、網にかかっていたのは外来種がほとんどだったそうです。これも琵琶湖の現実。しっかり受け止めて、行動につなげていかねばという気持ちになりました。

その後、沖島漁業会館へ移動して、お昼の時間。事前申込みした方用のお弁当を作ってくださった湖島婦貴(ことぶき)の会の方から、郷土料理の説明もしていただきました。お弁当には今朝採れたビワマスの煮物やアユのてんぷらなど沖島の幸がいっぱい。新鮮で愛情のこもったお料理は滋味深く、気温の高い一日だったこともあり、漁師料理のあまじょっぱい味付けが格別においしく感じました。

◇西の湖めぐり◇
お昼のあとは、ふたたびmegumiにて長命寺港へ。途中、米原での「虹色の旅へ。滋賀・びわ湖」オープニングイベントから中継があり、ラジオ局による進行ならではの企画で楽しいひと時をすごしました。

長命寺港からはバスで琵琶湖最大の内湖、西の湖へ向かいました。到着後、NPO法人ネットワーク西の湖のガイドの方から西の湖の概要や真珠の養殖の説明をしていただいてから、5隻に分かれて西の湖めぐりがスタート。船上ではガイドさんからプランクトンやヨシ帯、内湖の中にある田んぼについてのお話も聞くことができました。甲子園の74倍もの広さがある西の湖。西の湖めぐりの観光船に乗って水面とほぼ同じ高さから改めて見てみると、その広さに改めてびっくり。かつて信長がながめた風景や、内湖を生活の場として利用していた人々の暮らしに思いを馳せつつ、現在の西の湖を守る地元の方の熱い思いも感じることができました。

その後、バスにて大津港へ戻り、解散しました。


県内を水路・陸路でダイナミックに移動しながら、先々で地元の方に話を聞きながらさまざまな体験ができたこのツアーは、広がりと深まりがある地域に根ざした環境学習としてとても充実した内容だったと思います。今回のように一日ですべてを体験するのは難しいかもしれませんが、「環境学習船での体験」、「沖島での郷土料理や地引網体験」「西の湖めぐり体験」などはそれぞれ直接申し込んでいただくことも可能です。また、今後もいろいろなイベントで参加の機会があるかと思いますので、関心がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。「北湖と南湖の水質」、「外来種」、「水草」、「漁業」、「郷土料理」、「ヨシ」、「内湖」、「真珠の養殖」など学びのトピックでいっぱいです。とびきり楽しく、面白く、美味しく、ためになる「びわ活」として、この夏、近くの琵琶湖へ「お出かけ」してみませんか?

近くに住む方々にとっては毎日見ている琵琶湖へわざわざ「出かける」ことは少ないかもしれません。だからこそあえて、「学ぶ」機会を作っていくことが大切だと思いました。「特別な一日」の経験から見えてきた琵琶湖と自分の新たな関係性が、当たり前にある琵琶湖の景色とともにある「いつもの暮らし」をきらきらと輝かせてゆく。そんな可能性を感じました。

                                環境学習推進員 近藤 順子
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(ご参考)
滋賀県琵琶湖保全再生課 ホームページ版「この夏!びわ活!ガイドブック」
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/biwakohozen/biwakatsu/index.html
琵琶湖汽船 環境学習船megumi
http://www.biwakokisen.co.jp/special/kankyou.php
沖島漁業協同組合
http://www.biwako-okishima.com/
西の湖めぐり
http://park23.wakwak.com/~azuchi/nisinoko-meguri.html