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学習プログラム 取材記録 取材日:2016/07/23
団体名・名前 A0903.特定非営利活動法人 環境市民
今回お話しを伺ったのは、NPO法人環境市民代表理事のすぎ本育生さんです。(すぎは木へんに久)
環境市民は、長年のグリーンコンシューマー活動、グリーン購入活動に対して、環境大臣賞、グリーン購入大賞を受賞されています。

◆グリーンコンシューマーとは何でしょうか。

「グリーンコンシューマー」は、環境を大切にするという象徴となる色のグリーンと消費者を意味するコンシューマーを合わせた造語です。「環境を大切に買い物をする人」と意訳しています。1988年イギリス、1989年アメリカから活動が広がりました。
 グリーンコンシューマーは、生活の出口例えば「ごみを出すときにリサイクルする」ではなく、入り口例えば「買い物をする時にごみの少ないもの、リサイクルしやすいものを買う」に焦点をあてて行動します。私たちの日々の生活を支える買い物に、環境や社会の視点を少し加えるだけで、ものの選び方が変わってきます。買い物は社会を変える投票です。環境や社会を大切にした消費者が増えれば、その生活が変わり、お店の品揃え、商品の生産も変わっていきます。買い物は、持続可能な社会づくりの身近な第一歩です。

◆どんなことに気をつけて買い物をすればよいでしょうか。

 商品を選択するときに、考え方の基本があればわかりやすいと考え、グリーンコンシューマー10原則を作りました。

【グリーンコンシューマー10原則】
1.必要なものを必要な量だけ買う。
2.使い捨て商品ではなく、長く使えるものを選ぶ。
3.容器や包装はないものを最優先し、次に最小限のもの、容器は再使用できるものを選ぶ。
4.作るとき、使うとき、捨てるときに、資源とエネルギー消費の少ないものを選ぶ。
5.化学物質による大気汚染と健康への影響の少ないものを選ぶ。
6.自然と生物多様性をそこなわないものを選ぶ。
7.近くで生産・製造されたものを選ぶ。
8.作る人に公正な分配が保証されるものを選ぶ。
9.リサイクルされたもの、リサイクルシステムのあるものを選ぶ。
10.環境問題に熱心に取り組み、環境情報を公開しているメーカーや店を選ぶ。

 現状ではこれらの10原則をすべて当てはめて買い物をすることは難しいかもしれませんが、何もしないのではなく、一つでも実行してみてください。その積み重ねが、ライフスタイルを変えることや社会を変えていく原動力になります。

◆グリーンコンシューマー活動を広げていく中で、課題は何ですか。

 90年代から2000年代にかけて全国版や地域版の買い物ガイドを作成しましたが、載っている情報はどんどんと陳腐化していきます。ガイドブックを実際に買い物に持っていくことも少ないでしょう。これらの課題を解決する方法として、インターネットとスマートフォンの利用を考えています。商品や店舗の選び方、推奨情報、知っておきたい環境・健康・社会への影響を随時発信したり、検索ができたり、ユーザーからのフィードバックが表示されたりする仕組みです。
 また、売る側や作る側の企業の評価も必要です。環境への配慮をしているか、人権を大切にしてフェアトレードをしているか、児童労働への関わりなど、本当に良い企業かを評価したいと考えています。

◆夢をお聞かせください。

 すべての生き物・人々がいつまでもいきいきと暮らせる「持続可能で豊かな社会・生活の実現」を目指しています。今はこれとはほど遠い社会ですが、私たち市民の手でいつかこんな世界を造りたいです。


〜取材を終えて〜

 環境問題は、決して「自分から遠い話」「自分一人ではどうしようもない大きな問題」ではなく、一人ひとりのライフスタイルや買い物が、大きく関わっていることが分かりました。これからは私も、意識を変え、行動を変えて、心豊かなグリーンコンシューマーになりたいと思いました。「持続可能で豊かな社会・生活を実現する」環境市民の今後の活動も楽しみです。
 (環境市民ホームページ http://www.kankyoshimin.org/ )

            環境学習推進員 鵜飼菜香