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学習プログラム 取材記録 取材日:2009/07/16
団体名・名前 A0815.レッツ栗東
◆提供している環境学習プログラム
 ・353.里山の自然観察会 http://www.ecoloshiga.jp/C_program/program.php?id=406  
 ・354.里山の自然の中で体験しよう!http://www.ecoloshiga.jp/C_program/program.php?id=407

栗東市井上地区の里山を利用して子どもたちの自然体験講座を実施しているレッツ栗東 代表 平田宇一さんに団体の活動についてお話を伺いました。

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◆平田さんがレッツ栗東の活動を始められたのは、どのようなことがきっかけになったのですか。

(平田さん)山がすぐ近くにある湖西に住んでいて、元来、山登りが好きで、高校生時代の陸上部では山でトレーニングをしていましたし、在職中も休日には山登りをしていました。
 32〜33年前に栗東の山の近くに引っ越しました。現在は山からは少し離れましたが、近くに山が見える栗東市内です。
 定年退職後は栗東市内の自治会長を4年間務め、そのときの仲間づくりのひとつとして、10人くらいで月2回山歩きをしていました。レッツ栗東はそんな山好きのメンバーが集まっています。
個人の山を自然体験活動の場に提供してくださる方がおられ、自然体験や竹細工、里山の手入れを通して“三世代交流の場づくり”を考えました。

◆レッツ栗東のメンバーをご紹介ください。

(平田さん)竹細工の達人、消防士、花づくりや自然薯づくりなどそれぞれに独自の技量をもった人たち10人がメンバーです。いろんな人が特技を生かして、一緒に楽しくやろうという仲間です。
 消防士はロープの使い方の指導を、花づくりの達人は学校花壇の整備を、私は中学時代、美術班にいた経験を生かして、竹細工や竹灯籠づくりも指導しています。生活の中に竹を使うことで竹の繁殖から地域の山を守ることにつながればと思っています。

    枯れ木の伐採
         竹林の切り出し
     伐採  
         竹細工指導

◆活動の拠点は「こんぜ桃源郷」ということですが、どのような場所ですか。

(平田さん)栗東市井上地区の金勝(こんぜ)、通称「こんこん山」にあります。竹の密集地域を自然体験できるようにメンバーで開墾しました。12月〜3月は間伐、4月〜11月は自然体験遊びの場となっています。高い位置から木々を見渡せるツリーハウスも作りました。
   
   こんぜ桃源郷・ツリーハウス
       小学生に山のお話

◆里山での自然体験を通してどんなことを学んでほしいのですか。どのようなことを伝えたいと思っていますか。

(平田さん)山の中で「感動する場・機会」を提供しています。感じること、感動することを大切にしたいと思っています。そのためには、本物にふれることが大事です。自分で、見て、触って感じる、そんな体験の場として山の中で過ごしてほしい。感動すれば知識はあとからついてくると思っています。子どもが自ら発見すること、遊びの中で工夫することを大切にしたいのです。疑問に思うことや、興味がわいてくることが発見できれば、自分で調べることができます。そうして、生きもの調べや山の植生調べをして知識となります。
 特に山の中での体験は、インパクトのある感動を受けることができます。のこぎりやナイフなどの道具も危ないから使わせないというのではなく、使い方を指導して使わせます。サバイバルを多少でも体験し、「生きる」術(すべ)を身につけてほしいと思っています。
   オリエンテーション
        自作の竹ポックリ

 食料を輸入に頼るのではなく、昔のように自分が作った物を自分で食べよう、地産地消ということも大事に考えています。自分で生きる力を、生きる術を身につけることが大事です。私が「琵琶湖塾」開催以来ずっとスタッフとして関わっているのも、琵琶湖塾の「生きる」というテーマに惹かれているからです。
<参考:琵琶湖塾http://www.pref.shiga.jp/a/kikaku/biwakojuku/

   
 「生きる力を身につけることが大事」と熱く語る平田さん

◆「里山の自然の中で体験しよう!」のプログラムには、森林・棚田・水路の自然観察や、里山の文化体験として間伐、枝打ち、竹細工など多様な内容が盛り込まれていますね。

(平田さん)参加者の年齢や所要時間、団体の希望によっていろいろ組み合わせます。公民館の親子体験事業では、森の探検あそびや自然観察のあと、竹の器や箸を作り、その場でクッキングを楽しむこともあります。主催者のニーズにあったものを主催者と一緒に企画します。

    竹細工指導
             竹細工できあがり
         パン焼き体験

「エコロしーが」のプログラムにあげている「里山の自然の中で体験しよう!」や「里山の自然観察」は一例です。最近、市外の小学校から2年生の学習で、竹で基地づくりなどもしました。また、草津市の公民館わんぱく事業では、毎年利用してもらっています。
◇「里山の自然の中で体験しよう!」  http://www.ecoloshiga.jp/C_program/program.php?id=407
◇「里山の自然観察」  http://www.ecoloshiga.jp/C_program/program.php?id=406

◆こんぜの山以外でも活動されていますね。
(平田さん)「里山ゆめくらぶ」の活動では、12〜13人の地域の方々と地元の小学校で、荒れていた校庭を整備し、花壇を作ったり、木の剪定などを行ったりしています。学校からはたいへん感謝してもらっています。
 市内の保育園からの依頼で、園児の田植え体験も受け入れています。田植えといっても園児にはどろんこ遊びですが。秋には稲の刈り取りも支援しています。
 
    学校園の耕作
         園児にサツマイモ苗植えの指導
    園児による稲刈り体験

◆最後にメッセージを  
(平田さん)他人への思いやりや温かみのある心を自然体験学習の中で育めればと思っています。自然からの恵みを頂いていることに気づけば、物を大切にすることにもつながってきます。

■□■取材者からひとこと■□■
 これまでの活動の写真をきれいに整理したファイルを提示しながら説明してくださる平田さんからは、子どもたちに森の中で体験してほしいという熱意が溢れでていました。森の中での遊び、竹細工、田んぼや学校園など、自然を生かした体験を通して生きる力につなげてほしいという熱い思いが伝わってきました。(環境学習推進員 山本悦子)
 
      
        写真集