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学習プログラム 取材記録 取材日:2007/02/04
団体名・名前 A0610.日本よし笛協会
「日本よし笛協会」は、よし笛音楽文化の創造とヨシをはぐくむ自然環境の保全に寄与することを活動の柱として掲げている団体です。
この団体の理事であり、音楽グループ「ほっとらいん」でよし笛演奏活動をしている平尾卓志さんと美季さんご夫妻に「日本よし笛協会」についてのお話を伺いました。

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◆日本よし笛協会はどのような事業を実施されているのですか。
(平尾卓志さん) 日本よし笛協会は2005年12月に設立し、2006年4月16日に設立記念コンサートを実施しています。協会はよし笛の演奏とともに、よし笛の素材のヨシを育む自然環境の保全に寄与することもひとつの活動の柱としています。
 よし笛の製作指導や講習会の開催、コンサートの実施、学校教育や社会教育への貢献、自然環境保全やヨシ原の保全サポートといった事業を展開しています。
 協会のメンバーは、よし笛を考案・創作した菊井了さん、ヨシ博物館館長の西川嘉廣さん、びわ湖よし笛アンサンブルの会員などで構成しています。 
           
  日本よし笛協会の活動について説明する平尾さんご夫妻

◆貴協会のホームページで「ヨシ原を守れ!よし笛ミニ・コンサート 学校キャラバン」という取組が掲載されていますね。
(平尾卓志さん) 今年(平成19年)11月に行われる第27回全国豊かな海づくり大会・湖(うみ)づくりキャンペーン参加事業として、小学校を対象に参加校を募集し、今年度末までヨシをテーマにした環境学習を実施しています。これ以外にも、都度ご依頼に応えています。
 学校や公民館で実施される環境学習では、琵琶湖の水環境、ヨシの役割や用途について説明したあと、よし笛演奏やヨシを使った工作を行っています。当協会に所属するメンバーの中で、説明する人、演奏する人、工作を指導する人などそれぞれの役割を決めて実施しています。

◆平尾さんはご夫婦で音楽活動をされているのですね。どのようなきっかけでよし笛の演奏をはじめられたのでしょうか。
(平尾美季さん) 夫のギター伴奏でよし笛を演奏しています。1998年に近江八幡市の広報誌でよし笛アンサンブルの募集を目にしました。どんなものか興味を持ち、当時、瓦ミュージアムの館長をしていた菊井了さんを訪ね、菊井さんが考案されたよし笛の現物をみせてもらったのがよし笛との出会いです。
     
  長年使用して傷んだ箇所を絹糸で補修した平尾美季さんのよし笛

◆環境学習とよし笛演奏の関わりに、どのような想いをもっておられますか。
(平尾卓志さん) 「環境学習会」や「環境講演会」というとどうしても堅いイメージがあって、人の集まりがよくないという時に、プログラムの中に「よし笛コンサート」を取り入れることで、気軽に参加する人が増えるという利点があります。音楽を通して環境保全に関心をもってくれる人が増えればうれしいです。
 環境団体からの依頼を受けて、浜大津から長浜まで琵琶湖を遊覧する船の中で演奏することもあります。同時に、水環境やヨシについて話をしたり、ヨシを使った工作をします。琵琶湖ではカワウの被害や水の透明度が損なわれているというような実態を目の当たりにしています。大切な琵琶湖の自然を守ることをみんなで考えなければならないと痛感しています。
     
  卓志さんのギター伴奏でよし笛を演奏する美季さん

◆よし笛演奏が環境問題とのパイプ役の存在になっているのですね。
(平尾美季さん) 産業廃棄物による地下水汚染問題やフロン問題に取り組まれている団体の会合やイベントで演奏することもあります。また、ヨシに関連した活動家の集まり「ヨシネットワーク」に参加しています。よし笛をきっかけに環境問題を考えるネットワークとして拡がっています。
 近年ヨシ刈りボランティアのイベントが県内のあちこちで実施されていて、そのイベント会場でもコンサートをしています。ヨシを通して琵琶湖や自然環境保全の気運が高まればと思っています。
     
     コンサート

◆最後に、ご夫婦の演奏グループについて紹介してください。
 (平尾卓志さん)「ほっとらいん」という音楽グループを結成しています。最近は県外まで活動範囲が広がり、年間120回以上のコンサートを開いています。また、「湖の詩(うみのうた)」シリーズとして3巻のCDを出しています。ゆったり、リラックスしてもらえる音楽を提供し、よし笛音楽を通して、琵琶湖の環境保全を願っています。
    
    CD 湖の詩(うみのうた)

■□■取材者からひとこと
 平尾美季さんに吹いてもらったのは、使用して8年目というよし笛でした。1年で刈り取るヨシが笛に形を変え、8年も人々に心地よい音楽を届けてくれているのです。「少し傷んできたので、絹糸を巻いて補修して使っています。」とおっしゃる平尾美季さんからはひとつのものを大切に、“もったいない”を実践されている様子が伺えました。使い込んだよし笛は、澄んだ中にまろやかさを醸し出す魅力的な音色でした。  (環境学習推進員 山本 悦子)

     
 約8年使っている笛を愛おしそうに手にする美季さん